表参道の交差点すぐにある「山陽堂書店」。
移り変わりの激しいこのエリアで、明治時代からこの街を見守り続けている本屋さんです。
行くたびに癒やされるので、日頃からついつい足が向かってしまいます。
この秋は、2階のギャラリーでだいすきな益田ミリさんの企画展が開催されると知り、早速行ってきました。
展示では、益田さんの漫画の原画や、幼少期に好きだったものが紹介されていて、空間全体がとても優しくおだやかです。
わたしは、特にエッセイが好きです。
日常で楽しかったことや、ふと頭に浮かんだこと、ちょっとイラッとしたことなどが、風通しよく綴られていて。
読んでいると、クスッとなったり、わかるー!と共感したりしております。
大変に僭越ながら、行動パターンや気持ちの切り返し方などが似ている気がして、
「これ、わたしが書いてないよね?」と思うこともしばしば (生意気いってすみません。)
益田さんのエッセイ『今日のおやつは何にしよう』の中で、ネイルサロンに行ったお話があります。
丁寧にケアとカラーリングをしてもらったネイルを見るたびに、気分があがると書かれていました。
このエピソードが、わたしの仕事柄とても心に残りました。
鏡を見るたびに、まつげや眉が整っていると、心まで満たされる。
そんな瞬間をわたしもお客様に届けたい。
初心を忘れずに、この仕事を大切に楽しんでいきたいと思わせてくれるお話でした。
益田さんの企画展は、11月15日まで開催とのこと。
sheerにお越しの際は、ぜひ山陽堂書店にも立ち寄ってみてください。